これって算数の問題、かな?
2024.02.29更新
こんにちは!
材料費が日に日に値上げになっています。
先月よりも、しれっと1,000円上がっとるやん!みたいなことも多いですね。
まぁしょうがないですが。
とはいえ
これだと6月の診療報酬改定の状況によっては
やはり当院でも保険治療での材料の見直しも必要になる可能性があります。
ということで
ここでシミュレーションしてみましょう。
※ちなみに、保険の材料費・技工代は、診療報酬の20%が平均
例えば
200点(2,000円です)の治療で材料費が400円かかり
その他経費が1,100円かかるとします。
手元に残るのは500円なので
利益率は25%となりますよね。
材料費が10%上がるとすれば材料費は440円
手元に残るのは460円なので
利益率は23%となります。
「たった2%下がっただけじゃん」と思われるかもしれませんが
それは「利益率」だけに注目しているので
500円→440円になるということは、利益自体は10%以上も下がったことになります。
これは非常に大きいです。
患者さんが少ない医院にとっては死活問題だと思います。
もし月収50万円だったら、44万円に下がることになるので。
年間72万円(それまでの月収1.5ヶ月分)も減るわけです。
そりゃ厳しいって。
この話題はよくブログにも載せていますが
保険には限界があることを知ってもらいたいんです。
保険でも問題ない治療は保険でいいですが
必要なところは自費治療も検討することが大事なんですよね。
決して金儲けしたいとかではなく
正しく治療した方が結果として長持ちして費用もかかりません。
もし金儲けしたいなら、大人数をテキトーな材料使ってテキトーに治療した方が儲かります。
「全部保険で」というのは望ましくない、ということを
十分に理解しておいてください。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築