当院が心掛けていること
予防の重要性や方法について丁寧に説明いたします
患者様がご自身で行う毎日の歯磨きと、歯科医院での定期的なメンテナンスは、どちらも不可欠です。
「治療が終了したら終わり」ではなく、できるだけ歯を長持ちさせるために予防することが最も大切です。
そのため、患者様にお口のケアの重要性を認識していただき、正しい知識を身に付けていただけるようわかりやすく説明しております。
お口の状態は個人差が大きく、体調などによる変化も大きいので、少しでも症状がある場合は、ご自身のお口の中がどのような状態なのか、それに対してどうすればいいのか、その都度説明いたします。
歯科医院へ「悪くなってから治療に通う」ではなく「定期的に予防のために通う」患者様が増えることが最大の目標です。
「口腔ケア用品の提案」「ブラッシング指導」
当院では、定期検診や歯のクリーニング、歯石とり、ブラッシング指導などを行っています。
その中で最も大切なのは、患者様ご自身で行うセルフケア(歯磨き・歯間ブラシ・フロス・うがいなど)です。
ご自宅でのセルフケアの累計時間は、平均で年間50時間以上にもなります。
歯科医院で専門的なクリーニングを受けることは大切ですが、セルフケアがしっかりできていないと本当の意味での予防はできません。
また、お口の状態によって適したセルフケア用品は異なるので、ご自身に合ったものを選ぶ必要があります。
残念ながら、多くの人が自分に合ったセルフケア用品(歯ブラシ歯磨き粉など)を選ぶことができていません。
ご自身に合わないものを使用してしまうと、せっかく一生懸命お口のケアをしても効果が無かったり、逆に歯を傷めてしまうこともあります。
「安売りしていたから」「好きな芸能人が使っているから」といった理由で選ぶのは控えた方が良いでしょう。
当院では、それぞれの患者様のお口の状態に適したセルフケア用品を提案しています。
「全員同じ」ではなく「それぞれの患者様へのオーダーメイド」が大事である、と考えています。
歯を予防するメリット
歯のクリーニングをお考えの方へ
患者様ご自身で行うブラッシングでは取りきれない蓄積されたバイオフィルム(歯磨きでは取れない細菌の塊)や歯石は、歯科医院で歯のクリーニング(PMTC・エアフロー)や歯石取りを受けることで取り除くことができます。
専用の医療器具を用いて行うクリーニングでは、むし歯や歯周病の治療はもちろん、汚れが落ちることで歯が白くなったり、口臭を抑えるメリットもあります。
ドライマウスについて
ドライマウス(口腔乾燥症)とは、慢性的に唾液が減少する状態です。
口が渇くことで、様々な弊害が生じます。
放置すると症状が増えていく恐れがあります。
ドライマウスには様々な原因があるので、まずは何が原因なのか特定する必要があります。
適切に処置を行えば、下記のような症状は快方に向かうことも多いです。
症状がなくても「口が乾燥する」と感じられたら、早めの受診をおすすめします。
かかりつけの歯科医院を持ちましょう
患者様のお口の状態にもよりますが、1ヶ月~1年に一度はかかりつけの歯科医院に通われることをおすすめします。
かかりつけの歯科医院があれば、いざお口の中にトラブルが起こった際に、これまでの経過を踏まえて適切な処置を受けられるメリットがあります。
また、定期的に検診を受けることで、むし歯ができてしまったとしても、ひどくなる前に治療ができるので、歯へのダメージや治療回数が最小限で済みます。
定期的なメンテナンスにより、お口の中の状況をかかりつけの歯科医院が把握できていれば、むし歯の程度によっては削らずに対応できることもあります。
ロイテリ菌によるバクテリアセラピー
バクテリアセラピーとは、スウェーデンで開発された医学技術です。
テレビや雑誌でも多く取り上げられている予防法です。
優れた善玉菌(ロイテリ菌)により、身体の入り口である口の中の菌のバランスを管理することで、全身の疾患のサポートやケアにもつなげていきます。
つまり、体の中の善玉菌を増やすことで免疫力を上げて体調を整えるということです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌を取り入れるのと同じで、ヨーグルトが苦手な方でも大丈夫です。
感覚としては、サプリメントや漢方薬を摂取し、病気を防ぐような感じです。
ロイテリ菌は母乳由来の善玉菌なので、体に定着しやすく安全です。
赤ちゃんや妊娠中の方、年配の方、もちろん歯科治療を受けている方など、どなたでも安心してバクテリアセラピーを受けることができます。
バクテリアセラピーの治療の流れ
特に制限はなく、どなたでもすぐに始められます。
1日1~2回、ロイテリ菌が入ったタブレットやリキッドを摂取するだけです。
効果がなくならないように毎日続けます。
効果が実感できるようになるのは、1~2週間後ぐらいからです。