こんにちは!
歯石取りには
いくつかの段階があります。
歯ぐきの上の部分の歯にくっついている歯石を「縁上歯石」と言うんですが、
まずはこの歯石を取っていきます。
定期的に歯石を取っている場合は、
この「縁上歯石」を取るのがメインとなります。
で、
歯ぐきの下の部分にくっついている歯石を「縁下歯石」といいます。
これは歯ぐきに隠れているので、麻酔をかけて取る必要があります。
定期的に歯石を取らずに「縁上歯石」を放置していると、
「縁下歯石」が付着してきますので要注意です。
さらに、
ここまでやってもなかなか取れない歯石は、
歯周外科(歯ぐきを開く)によって、炎症性の組織と一緒に除去します。
「そこまでするの!?」と言われることが多い(というかほとんど)ですが、
必要なときはそこまでした方がいいんです。
歯石や炎症性の組織を残したままにしておくと、
歯周病が進行して、最後は抜歯になってしまいますからね。
「歯石取り=気軽にするもの」
という感覚の患者様が多いですが、
歯周外科までは行かなくても
麻酔をかけて歯石を取る必要があるケースって、
割と多いんですよね。
躊躇されることも少なくありませんが、
非常に大事な治療なので、
提案があった場合はできる限り治療をすすめるようにしましょう。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築