こんにちは!
今年の4月に保険の改定があります。
ある程度の改善を期待していたんですが・・・
ほんのわずかな変化みたいですね。(1つの処置につき10~50円程度のプラスかマイナス)
以前からお伝えしているように、
歯科の保険料金のほとんどが何十年も変わらず
昭和時代の金銭価値のまま安く設定してあるので、
保険でやりくりするには、
毎日多くの患者様を診察しないといけません。
でも、今は少子化なので
来院される患者様はかなり減ってきています。
そのため、
現在、なんと
実に歯科医師の約1/4がワーキングプアなんです。
(週5~6日、朝から晩まで働いて年収200万円以下、という感じです)
それに、
昨今の金属の価格高騰によって、
経営が危なくなる歯科医院や技工所も増えています。
そんな状況なので、
保険改定で少しでも適正にされるかなぁ?
と思っていたんですが・・・
無理っぽいですね・・・
例えば、
根っこの処置なんかは、
ちゃんと「治そう」とすると
100%赤字です。
これでは治るものも治らないと思いませんか?
「私は」できる限りの治す処置を保険でしていますが、
完全に赤字です。
もはや趣味みたいなもん、と割り切るしかありません。←
まぁ、
政府の事情もあるでしょうし、
財源がないのは分かりますが、
無駄な税金の使い道を減らして
こういった人の身体に関わる医療などに
ある程度は使うべきじゃないかと思います。
いざ歯医者が大量に潰れてしまったり、
歯医者になりたいという人材がいなくなってしまうと、
困るのは患者様ですからね。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築