無痛治療ねぇ
2023.03.23更新
こんにちは!
無痛治療を謳っている歯医者は結構あります。
が
現実はそううまくはいきません。
こないだ
インプラントの抜歯即時埋入の患者さんの治療だったんですが
抜歯した部位の歯ぐきの炎症が強く
なかなか麻酔が効きにくい状態でした。
骨もかなり吸収していたので
30分ぐらい経過したところで
麻酔が切れてきました。
状態が悪いのは患者さんも理解していたので
「やっぱり無痛ってわけにはいかんよねぇ」
とおっしゃってました。
そうなんです。
麻酔はしばらくすると切れてくるんです。
その場合は
麻酔の追加をする必要があります。
つまり
この時点で「無痛」ではないんですよね。
外科処置の場合は特に。
ということで
当院では「無痛治療」は謳っていません。
痛みにくいような配慮はしますが
無痛は不可能です。
それに
治療前の検査時には
原因となっている歯を確認するために
あえて触ったり押さえたりもします。
痛いですけど。
でも
そうしないと診断を出せませんからね。
もし患者さんに
「痛いから触らないようにしてください」と言われ
先に麻酔をかけた状態で治療をすすめたものの
実は隣の歯が原因ということが判明したら・・・
誤って削ってしまったり抜いてしまったんだとしたら・・・
無痛をアピールすることが全てにおいて、いいことなのか?
今一度考えてみてください。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築