こんにちは！
6月の診療報酬改定で
初診料は30円、再診料は20円引き上げになることが決定したのは周知の通りです。
「賃上げのため」ということですが
具体的な数字を考察していきましょう。
歯科医院の1日の患者数は平均で20人前後（データ取った機関によってバラついてる）
初診は1～2人ぐらいなので
収入は初診料30円アップ×2＋再診料20円アップ×18＝420円アップ
従業員3人とすると、1人あたり1日140円賃金アップ（時給だと20円弱）
という計算になります。
・・・
もうこれ以上は言いますまい。笑
ちなみに
これで足りないとなったしても
治療費を上げることはできません。
国が治療費を決めているため
スーパーや飲食店みたいに
材料費が上がったからとか
人件費を上げないといけないからという経営を左右する理由があっても
値上げできないですからね。
足りないのであれば
患者数増やす、材料費削る、解雇する、自費増やす
方法としてはそんなところになりますが
おそらく第一選択肢は材料費削る、となるでしょうね。
患者数や自費は対策を立ててもすぐ増えるわけもなく
解雇するのも簡単にできるわけではないので
材料費を削るのが現実的な方法となります。
それで治療結果が不良になっても
「保険治療だから、やむを得ない」となりますからね。
そして
治療結果不良→患者数減
となると
今度は従業員を解雇するしかない・・・という
負のスパイラルになる可能性があります。
今後は
歯医者も経営のことを
今まで以上に考えないといけなくなるでしょうね。
てことは
近い将来から勤務医が増えていきそうだなぁ
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築
