こんにちは!
清掃性や審美性などを考慮すると
差し歯はできるだけ単独で入れた方がいいです。
ただ
動揺がある歯であれば
繋げて安定させた方が長持ちするので
臨機応変に対処しないといけません。
で
よくあるケースなんですが
動いてもない丈夫な歯が連結されている
理由は・・・
単独で入れるのが面倒だから、でしょうね。
「でしょうね」というのは
私はしないからです。
単独で入れるとなると
歯と歯の間のコンタクトポイントの調整が必要になるので
その分時間がかかります。
これを嫌がる先生は多いです。
いいことだとは言えませんね。
次によくあるのが
動揺してるのに連結されていない
これは
入れ歯の金具を引っ掛ける歯に多いです。
理由は不明なので予測になりますが
金具をかけている歯は負担過剰で高確率で悪くなるので
ダメになる→手前の歯に金具かける→ダメになる・・・
を繰り返すことを想定してるんだと思います。
上記のようなケースを見ると
連結する・しないの判断基準って、結果じゃなくて歯医者都合になってることが多いと感じますね。
もちろん
正しく治療している先生もいますが少数派でしょう。
今日も
動揺してるのに連結されていないセラミック治療がありました。
しかも10本近く。
他の歯には触れられていない大きな根尖病変やむし歯も3ヶ所ありました。
セラミックで小銭稼ぎを急ぐにではなく
口腔内全体を診ることが大事なんだけどなぁ
世間的な歯医者の評判って
本当にアテにならないと感じました。
「あそこの先生、腕がよくていい先生よー」
「いつも患者さんがいっぱいで人気がある」
だけだと
判断基準としては弱いですね。
以前は身近な人の口コミが有効だと思ってましたが
いろんな初診患者さんに接していくうちに
そうとも限らないと感じてきました。
レントゲン・歯周病検査・口腔内写真などの資料をきちんと集めて
系統立てて患者さんにも分かるように説明できる先生かどうかが
判断基準としては1番かと思います。
患者さんにも分かるように説明できる=治療について熟知している
と言えるので。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築