こんにちは！
「歯が折れた」
突然やってくるのでびっくりしますよね。
状況的には
被せている差し歯が折れてしまったということが多いです。
縦に割れて折れたのであれば
残念ながら抜歯です。
横に割れたり一部だけ割れたりして折れたのであれば
残せる可能性があります。
残す基準としては
「歯が歯ぐきの上に残っていること」ですね。
歯が歯ぐきに隠れてしまっている場合は
様々な要因がありますが抜歯適応です。
でも
だいたいそうなっちゃってるんですよね・・・
しかし！
残せる方法もあります。
それが
「クラウンレングスニング」
「エクストルージョン」
です。
クラウンレングスニングは
歯ぐきと歯を支えている骨を一部除去して
歯ぐきのラインを下げる処置です。
外科処置になりますが
こうすることによって歯が歯ぐきの上に位置できるので
抜歯を回避できます。
欠点としては
歯ぐきを下げることによって隣の歯よりも歯が長くなってしまったり
根っこが短い場合はできないということですね。
続いてエクストルージョンですが
これは歯を引っ張り出す矯正処置です。
隣の歯にワイヤーを固定して
ゴムの力で歯を牽引します。
クラウンレングスニングとは逆ですね。
この処置であれば
歯ぐきのラインは下がらないので
隣の歯と同じように治すことができます。
でも
根っこが短いとできないですし
後戻りしたりすることもあります。
とはいえ
どちらも適応できれば有効な処置です。
「折れてるから抜歯だね」
といわれた場合
クラウンレングスニングやエクストルージョンができるかどうか
聞いてみてください。
どこの歯医者でもできるわけではないですし
適応できない場合は即時インプラントになったりするので
疑問が残ったり不安であれば
いきなり抜くのではなく
セカンドオピニオンを聞くことがおすすめです。
抜いちゃったら
選択肢が限られてしまいますからね。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築
