こんにちは!
物事にはデータから得られたエビデンスやルールがあります。
が
それに固執しすぎるのもよくありません。
現実は
思った通りにいくわけではないですからね。
歯科でもよくあります。
例えば「入れ歯」ですね。
基本的には教科書通りに作るんですが
実際に使うのは患者さんなので
出来上がっても調整が必要になります。
嘔吐反射があったり
違和感を感じやすい患者さんもいますからね。
私は患者さんの状況に応じて作製を依頼しますが
教科書的に出来上がってくることは多いです。
大きく調整しないと
とても使えないということも。
「大きくしないと安定しないから」
「厚みを持たせないと割れるかもしれないから」
確かにそうではあるんですが
患者さんが使えなければ
それは机上の空論となります。
「これは教科書通りに忠実に作った入れ歯です。
これを使ってもらわないと困ります。」
そんなこと言っても
患者さんは納得できるわけないですよね。
だって使えないんだもん。
「調整すれば使えるんなら調整してよ!!」
こんな感じのことは
入れ歯に限らず
いろんな物事であると思います。
エビデンスやルールを学んで順守することはとても大事ですが
それ以上に柔軟に対応できる能力を持つことは大事ですね。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築