こんにちは!
3か月ぐらい前からですかね
お気に入りの針付縫合糸がずっと入荷待ちとなっています。
いろんなものを試したところ
これが安い割に使いやすいので
保険の外科治療ですごく重宝しているんですよね。
これ以外のものは
糸の滑りや針の通り具合が悪かったり
性能がよくても高くて赤字になったり
使い勝手がイマイチなんです。
コロナの影響なのか分かりませんが
こういった
「安くて性能がいいもの」
が頻繁に欠品しているんですよ。
治療に欠かせないものに限って。
まぁ
保険診療報酬を適正まで引き上げてもらえば
気にせず高い針付縫合糸を買えるんですが・・・
当院では難抜歯も普通にしているので
「え!?支払いこれだけでいいんですか??」
とおっしゃる患者さんも多いです。
まぁ
難抜歯をしてくれる歯医者って
ホント少ないですからね。
そもそも
難抜歯はリスクもあり時間もかかるにも関わらず
症例によっては患者さんの支払い¥1,000ぐらいなんです。
当然赤字。
そりゃどこの歯医者もしたがらないですよね。
例えば
もし横を向いている親知らずが頻繁に痛んで抜きたいのに
どこの歯医者に行っても
「いや~、赤字になるしリスクもあるしウチでは抜けないです」
「仕事休むの大変かもしれませんが、平日に大学病院に行ってください」
と言われたら困りますよね。
でも
現実はこれに近いものがあります。
保険料を毎月きちんと支払っている人がこう言われてしまうのであれば
保険制度の破綻といってもおかしくないですからね。
私は赤字を最小限にするために
常に技術を磨いて短時間で抜歯することでなんとかしています。
歯科医師としてのプライドと善意みたいなものです。
他の保険治療もそうですが
材料費が回収できないほど安すぎる診療報酬は
患者さんも歯科医師も困るんですよ
厚労省さん。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築