こんにちは!
今日は久しぶりにインプラントについて書いていきましょう。
日本人のインプラント治療は基本的に難易度が高いです。
ただ単にインプラントを入れて差し歯部分を立てる、という単純なケースはほとんどありません。
というのも、日本人の顎の骨は薄くてサイズも小さく、
そのままではインプラントが入れることができないケースが多いんです。
入れる方向が限られているためサージカルガイド(正しい方向に入れるための器具)が必要になったり、
骨を新たに造ったりなど、どうしても難しくなる傾向にあります。
歯ぐきも薄いので、移植が必要になったりもします。
インプラント治療は見た目への配慮が必要な前歯の方が難しいんですが、
奥歯も簡単ではありません。
上顎の奥歯であれば「上顎洞」という蓄膿で膿が溜まる空洞があるので、
そこを持ち上げないといけない場合がありますし、
下顎の奥歯であれば「下顎管」という太い神経や血管が通っている管があるので、
そこを絶対に傷つけないようにしないといけません。
どこをするにしても注意が必要なんです。
そのため、骨造成の費用やサージカルガイドの費用、移植の費用など、
追加の費用がかかることがありますが、
安全で長持ちするインプラント治療を受けるためには、
追加の費用を惜しまない方が良好な結果が出ます。
※ちなみに当院では追加費用は基本的に材料代だけを頂いています。
費用だけでなく、結果もしっかりと考えて治療を選択するようにしましょう。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築