こんにちは!
今日は、久しぶりにインプラントについて書いていきましょう。
「何のためにインプラントを入れるのか?」
最大の理由は
「これ以上、他の歯を失わないため」
この一言に尽きます。
自分の歯に勝るものはありませんからね。
元々、正常であれば人間の歯は上下14本ずつ、合計28本(親知らずを含まず)あります。
1本だけでも歯を失うと、少しずつバランスが崩れてきます。
なので、失ったところには何かしらの処置が必要になります。
ブリッジ、入れ歯、インプラントなどなど。
例えば、
歯を抜く→ブリッジにする→ブリッジがダメになって入れ歯になる
この流れはよくあります。
歯を抜く→ブリッジにする→ブリッジがダメになって全体を繋げたブリッジになる→ブリッジがダメになって総入れ歯になる
これも少なくありません。
この状態からインプラントをするとなると、100万円単位の金額がかかります。
そうなると、「最初にインプラントをいれておけば良かった・・・」となってしまいます。
それを避けるために、「早いうちにインプラントをする」ことが第一の選択肢としてあるんです。
大都市であれば、インプラントは1本50万円ほどですが、希望される患者様が多いです。
地方であれば、インプラントは1本30~40万円ほどですが、希望される患者様は多くはありません。
これは情報量の違いや、意識の違いが大きく関わっていると思われます。
「とりあえず保険で」
残念ながらこの言葉をよく聞きますが、身体を扱う医療において「とりあえず」は良いことでしょうか?
もちろん、保険治療でも問題ない場合であれば、保険の範囲内でしっかり治療を受けましょう。
しかし、インプラントを含め、全ての治療が保険でできるわけではありません。
保険治療はあくまでも、「とりあえず噛めれば良い」という考え方で設定されているので、
歯を抜いた後の他の歯への負担や影響などは考慮されていません。
そのことを踏まえ、目先の金額だけではなく、将来的なことを長い目で考えて
どのように治療をすすめていくのが最善なのか、しっかりと選択されることが必要かと思います。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築