インプラントができない「意外な」理由。
2025.01.14更新
こんにちは!
「インプラントをしたいけど、できないと言われた」
よく聞く話ですが
これは「骨がないからできない」ということがほとんどです。
まぁ
なければ骨を作るとか
骨があるところにピンポイントで入れるとか
テクニック次第で治療は可能なんですけどね・・・
できる歯医者を探せば治療はできます。
で
「骨はあるけどできない」
そういうケースもあります。
私も年に1回は遭遇します。
これは
欠損部が狭すぎて、インプラントを入れるスペースがない
こういうことですね。
インプラントの直径は最小でも3mmぐらいなので
少なくともスペースは6mm必要です。
元々幅の狭い下の前歯や
1本だけ歯並びから逸脱している歯だったりすると
スペースが4~5mmしかないようなこともあり
さすがに入れることはできません。
「いや、オレならできるし」と無理やりすると・・・
隣の歯にぶつけてダメージを与える(最悪抜歯に)
血液供給が足りず、歯ぐきが下がったり抜けてしまう
たまたま上手くいっても、形がいびつになる
インプラントは治療手段の1つであって
ドヤるためのものではないですからね。
テクニックを疲労する場ではありません。
じゃあ
入れ歯やブリッジを入れたくない場合どうするのか?
接着ブリッジという方法があります
隣の片方の安定している歯の裏側をほんの少し削って
そこにダミーの歯をくっついたネイルみたいな薄いセラミックを接着して
欠損部に歯が見えるようにします。
現状
これがインプラント不可の場合の最善策といえるでしょう。
インプラントですべて解決できることはないので
いろんな引き出しを持っておくことが大事なんです。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築