こんにちは!
むし歯が深く進行すると、
歯の頭部分がなくなってしまい、
根っこだけになってしまうことがあります。
歯ぐきに埋もれてしまい、
あたかも歯がないかのような感じになります。
この状態になると、
抜歯と判断されてもおかしくないですし、
差し歯を入れても長くはもちません。
接着操作が上手くいきませんし、
平面に平面をくっつける形になるので、
差し歯が外れやすくなる上に、むし歯になりやすくなります。
どうすればいいか?
矯正の力で歯を引っ張り出すか、
外科的に歯ぐきのラインを下げて歯が歯ぐきの上に来るようにするか、
このどちらかです。
どちらも保険外の治療になりますが、
これらの処置をした方が確実に長持ちします。
というより、
埋まった状態のままで差し歯を立てるのであれば、
近い将来に抜歯になる、ということです。
「どうしても抜きたくないし、このまま立ててほしい」
という方もいらっしゃいますが、
それだと長くはもたないことをお伝えしています。
地中に埋まっている泥だらけの基礎に
家を建てるようなものですからね。
歯を抜くと、
ブリッジ、インプラント、入れ歯のどれかになります。
歯を正常な状態に整えて差し歯を入れるように、
しっかりと考えて治療法を選択しましょう。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築