こんにちは!
今日は診療後に車の点検に行ってきました。
待っている間にネットニュースを見ていたら、
「指しゃぶりはやめさせるべきか?」といった話題が出ていました。
確かにどうしたらいいのか分からない親御さんもいらっしゃると思いますので、
歯科医師としての意見を書いていきますね。
指しゃぶりは、できるだけ早めに止めた方がいいです。
指をしゃぶることによって、正しい鼻呼吸ができなくなってしまいます。
そうなると、夜の眠りが浅くなる、歯並びが悪くなる、といった悪影響が出てきます。
歯並びが崩れると噛み合わせが悪くなり、全身に様々な影響が出てしまいます。
お子様が小さい時は、精神的な安定のためにやむを得ないこともありますが、
3歳頃からは少しずつでもいいので、止めていくことをおすすめします。
なかなか止められなくて、歯並びが崩れてきた場合は、6~8歳頃から予防矯正を始める必要があります。
歯並びの崩れの原因は、こういった指しゃぶりのような「癖」がほとんどを占めています。
遺伝や骨格性のものは非常に少ないんです。
「指しゃぶりを止めさせるのはかわいそう」
「歯並びが悪くても気にしない」
お気持ちは分からないでもないですが、
それだとお子様が将来的に何らかのトラブルを抱えてしまうことになります。
歯並びが崩れる→噛み合わせが悪くなる→歯が痛くなる→顎が痛くなる→肩こりがする→・・・
それ以外にもいろいろなことが起こり得ます。
①指しゃぶりはできるだけ早めに止めるようにする
②指しゃぶりがなかなか止められず、何かしら異常があれば6~8歳から予防矯正をする
これはとても大事なことで、親御さんが実践しなければいけません。
「将来、子どもが大きくなってから矯正すればいい」
そんな単純なことではないんです。
厳しいことを言うようですが、歯科医師としてお子様の将来を守るために、
こういった情報を確実にお伝えするべきだと思いましたので、今日は書かせていただきました。
誤解を受けやすいんですが、当院では外科ばかりしているわけではないんです・・・
外科を含め、将来を見据えた治療を心がけていますので、
歯のことで気になる方は、遠慮なくご相談ください。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築