おはようございます!
今日のお題は仮歯にします。
仮歯とは、「最終的な差し歯が入るまで見た目が悪くないようにするもの」と思われている方も多いと思います。
それも大事なことなんですが、「歯が動かないようにする」のも主な目的です。
上の写真は5本分のブリッジの仮歯ですが、ここに仮歯を入れなかったら、土台の歯が固定されずに動いてしまう恐れがあります。
もし歯が動いてしまうと、出来上がってきた差し歯が入らなくなったり、調整が非常に大変になってしまいます。
①歯の固定 ②見た目 の大きな目的があるんです。
ただ、仮歯は白くて結構噛めるので、このまま来なくなってしまう患者様も稀にいらっしゃいます。
それでもしばらく大丈夫なことが多いのですが、もちろんそのままではダメです!
あくまでも「仮歯」です。
素材はプラスチックなので、唾液を吸収して菌が繁殖し、口臭の原因になったり中の土台が虫歯になったりします。
最悪抜歯になる可能性もあるので、「このまま仮歯でも良さそう」ではなく、最終的な歯を入れて治療は終了です。