こんにちは!
日々診療をしていると
「このケースはCT撮りたいなぁ」
と思うことがよくあります。
保険でCTを撮影できるのは
・下の親知らずが太い神経に近くて位置確認をしたいとき
・顎関節や顎骨の形態確認
・腫瘍などの病巣の広がり
・通常のレントゲンで確認できないところで特段の必要がある場合
つまり
「余程じゃないと認められませんよー」
ということです。笑
基準が厳しいんですが
現実的には
従来の二次元レントゲンでは発見できなかったものが
CTだと発見できることも多いんですよ。
例えば
根っこの先に膿が溜まっているケースで
二次元だと誰が見ても
「これぐらいなら1~2ヶ月くらいで終わるかな」
と思うような場合でも
いざ治療してみるとなかなか治らず
CTを撮影してみたら
「骨がほとんど溶けていて抜歯しないといけない状態じゃん!」
ということも。
最初からCT撮影していれば
治療回数や治療期間を無駄にしなくてよかったのに・・・
となってしまいますよね。
それに
もし途中でCT撮影をしなかったら
いつまで経っても治らず原因も分からないのでゾッとします。
とはいえ
現実問題として国の医療費の財源がないため
保険でのCT撮影が制限されるのは仕方がないのかもしれません。
でも
CT撮影は
正しく治療に入るためには欠かせないです。
特に
目視できない部分の治療の際は
診断を正確にするために必須だと感じます。
保険適応でない場合は
保険外治療として費用がかかりますが(当院では¥8,000)
できれば撮影することをおすすめします。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築