こんにちは!
インプラント治療後、
残念ながらトラブルが起きることがあります。
軽いものであれば、
ネジが緩む、かぶせ物が欠けるなど、
すぐに修復可能なことが多いです。
深刻なものとしては、
歯ぐきが大きく下がってしまう、インプラント自体が損傷する・外れるなど、
リカバリー不能であったり、
やり直しの治療が必要になることもあります。
トラブルには様々な要因がありますが、
歯科医師の技術的なものであれば、
熟練することで防ぐことができます。
さて、
久々に写真を載せていますが、笑
上の写真は、
インプラントが本体ごと取れたものです。
当院で入れたのではなく、
他院で10年くらい前に入れたインプラントですが、
いろいろ問題がありました。
①入れた位置がよくない
②それに伴い、差し歯部分の設計がよくない
③インプラントの選択がイマイチ
④歯ぎしりがある
主にこんな感じです。
④については、
夜寝るとき用のマウスピースを作って対応しました。
ただ、
①②③に関しては、
リカバリーができないんです。
全部やり直すしかないんですが、
なかなかそこまで踏み出せる患者様は
少ないですね。
結果として外れてしまい、
やり直すことになりました。
よく10年もってくれたな、と
考えることもできますが、
最初のインプラントを入れる処置の時に、
理想的な位置に入れることができれば、
外れるというトラブルを防げたかもしれません。
どんなに完璧に治療できたとしても、
トラブルは起こり得ます。
治療に100%はないので、
「最大限防ぐこと」
「トラブルを軽症化すること」
が大事なんです。
治療計画・それを実行する技術・その後のメンテナンス
すべての過程を丁寧にすすめることが
インプラントを成功へと導く鍵だと感じます。
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築