こんにちは!
今日もよくある歯の疑問についてお答えしていきます。
「歯を抜くかどうかの判断基準は何ですか?」
よくある質問ですが、この判断で結構悩むこともあります。
大まかな基準としては
・むし歯が根っこの深くまで進行している
・歯が大きく割れている
・根っこの先の病巣が非常に大きく治る見込みがない
・歯周病が重度になってグラグラしている
など、他にもありますが様々です。
ただし、最終判断は患者様がすることになります。
患者様が絶対に抜きたくないのに、勝手に抜くようなことはありません。
抜かないことによるデメリットを十分に説明し、納得してもらってから治療をすすめます。
歯医者としては、抜かなくてもいい歯を抜くことはありませんし、できる限り残す努力はします。
患者様によっては、「いずれ抜くことになってもいいから、あと半年だけでも残したい」
という方もいらっしゃいます。
ただ、残せない歯を無理やり残すことで、他の歯に悪影響を及ぼすこともあるので、
そのことも考慮して残すかどうか判断しましょう。
ちなみにアメリカでは、少しでもリスクのある歯は先に抜いてしまい、インプラントを入れるそうです。
アメリカには保険制度がないので、高額な費用を払っていずれ抜歯になる歯を残すより、
リスクのある歯は抜いてしまってインプラントにした方が安心だ、ということらしいです。
ある意味、これも考え方の1つかもしれません。
抜歯するかどうか、特にボーダーラインの歯であれば悩ましい問題ですが、
迷った時は、他の歯医者で「セカンドオピニオン」を受けることも必要かと思います。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築