こんにちは!
歯周病についてはこれまでも書いてきましたが、今日は治療の方法について説明していきましょう。
歯周病とは、歯に付着した歯石が、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気です。
それに伴い歯ぐきも下がってきます。
進行してしまうと歯がグラグラしてきて、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病は、基本的に症状がないので厄介なんですよね。
基本的に溶けた骨は元には戻りませんので、それ以上進行しないようにすることが最大の目的です。
(再生療法で骨を造成したり、歯ぐきを移植したりすることもありますが)
まずは、歯に付着した歯石を超音波などを使用して除去します。
歯周ポケットの深いところに付着している歯石や、汚染された歯の根っこの表面は、
麻酔をかけて除去していきます。
それでも改善しない場合は、歯ぐきを開いて徹底的に汚染物質を除去します。
必要があれば再生療法も行います。(保険外になる場合が多いです)
そして、被せ物など全て治療が一段落したら、メインテナンス(定期的な歯周病検査とクリーニング)になります。
ここからが1番大切なんです。
メインテナンス+ご自身でのお手入れ(歯ブラシや歯間ブラシなどによる清掃)を怠ってしまうと、
また歯周病が悪化してしまいます。
ご自身でのお手入れをしっかりと行い、定期的にメインテナンスをすることで、
安定した状態を維持することができるんです。
「調子が悪くないから、歯医者に行かなくていいかな」と思ってしまうことが、1番危険です。
前述の通り、歯周病は症状がないまま進行します。
症状が出てからでは、手遅れの可能性もあります。
車にも車検があるように、人間の身体も検査してメンテナンスをしないといけません。
大切な歯を失ってしまわないように、きちんとお手入れとメインテナンスをするようにしましょうね!
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築