こんにちは!
前回は歯石について書きましたが、今回は歯周病について詳しく。
歯周病とは大きく分けて2つに分類されます。
①歯肉炎:歯ぐきのみに炎症がある状態。
歯肉炎は、歯石やプラークを取って歯ぐきの炎症が治まれば、元通りになります。
②歯周炎:炎症が歯ぐきを越えて、歯を支えている骨や靱帯にまで進んでいる状態。
歯周炎は、歯を支えている骨や靱帯を溶かしているので、それによって歯ぐきも下がっていきます。
CMなどによって、「歯周病=歯ぐきが下がること」と思われていることが多いんですが、
実は骨が溶けてしまう病気なんですね。
骨が溶けると、元に戻すことができません。(例外もありますが)
歯周炎が進行していくと、
「歯がグラグラしてきた」、、「肉が噛み切れない」、「口臭がする」、「歯ぐきが下がって見た目が悪くなった」、「出っ歯になった」
など、様々な症状が出てきます。
最悪の場合、多くの歯を抜かないといけなくなり、入れ歯になってしまうことも。
「入れ歯にはしたくないから、インプラントにしよう!」と思っても、
残っている歯の歯周病治療を徹底的にしないと、インプラントはできません。
歯周病は日本人の80%がかかっている病気で、
痛みなどの症状がないまま進行してしまう厄介な病気なので、
定期的に歯医者で治療をすることが必要です。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築